エストニア遠征大ピンチ②
2026年2月25日 早朝6時30分。
今日はいよいよ、エストニアに立つ日だ。
昨日からの土砂降り。
気温は高いはずなのに、肌寒い。
気分のせいかもしれないが、体の芯が冷えている。
今朝も雨が降っている。
朝の景色はどんよりと薄暗く、車が多い。
私は最後の朝練に向かっている。
正直に言えば、
今日、本当に飛行機に乗れるのかどうか、その恐怖がまだ体の奥にある。
昨日のnoteで、
何があっても行く、と書いた。
その決意に揺らぎはない。
けれど、恐怖や緊張のようなものが、指先、足先からじわじわと私を凍らせていく。
手も足も冷たい。
昨日からずっとお腹の調子も壊している。
それに加えて、練習で左肩甲骨の奥と右膝裏の筋を痛めた。
その痛みへの不安も、静かに居座っている。
コンペに向かう緊張もあるのだろう。
けれど今回はそれ以前に、「飛行機に乗れるかどうかわからない」という不安がある。
カウンターで何を言うかを頭の中で何度も反芻する。
もし乗れなかったらどうしよう。
キャンセルになり、さらに全額支払いが加算されたらどうしよう。
本来ならしなくていいはずの心配が、
心を押し潰そうとしてくる。
雨のせいかもしれない。
暗いから、気持ちも沈むのかもしれない。
でも、事実として、
私は今日、福岡から関西国際空港へ向かうその切符しか持っていない。
それ以外の選択肢はない。
恐怖を打ち消そうとすればするほど、
逆に締めつけられる。
感じないふりをすると、
さらに強くなる。
だから、この恐怖心も、この得体の知れない不安も、すべて私の感情だ。
そうなんだ。
そうなのだ。
仕方ない。
怖いことは悪いことではない。
恐れも不安も、悪いことではない。
それらすべてが、人生の醍醐味なのだ。
映画やドラマに出てくるスリルやサスペンスのように、
これはきっと、人生のスパイスなのだ。
……そうやって私は、自分を騙し騙し、感情を受け入れようとしている。
受け入れて、共存していくしかない。
何が起ころうとも受け入れて、
その上で自分の人生を楽しんでいくしかないのだ。
今日、一本早い便に取り直したのは最善の選択だった。
あの決断がなければ、私は完全に詰んでいた。
あのとき動いた自分に、グッジョブ。
まだカードは残っている。
あとは運を天に任せて、このスリルを味わえばいい。
強がってみても、恐怖心は一ミリたりとも和らがないけれど。
それでも。
終わってみて、
「こんなことがあったんだよ」と笑えるような、
そんなエストニアと私の物語になればいい。
さあ。
今日から。
今日から、エストニアの旅は始まる
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