エストニア遠征大ピンチ③

エストニア渡航当日。

とは言え、確実に行けるかどうかは未確定。運を天に任せるしかないお手上げ状態だ。

やれることは全てやった。代理店A社、エアラインB社、エアラインC社。各社への連絡、事情説明、嘆願。だが何処からも受け入れられず、『キャンセルして買い直してくれ』の一点張り。規約では名前の姓名取り違えはNG、受付は出来ないとの事。エアラインカウンターでの交渉に一縷の望みを賭ける。


2026年2月25日。

6:00に起き、最後の朝練に行く。

外は昨夜から土砂降りの雨が続いていて、薄暗く湿っている。まるで今の私の心模様そのものだ。


今回、自分の踊りの根幹の、弱い部分のやり直しを試みていたが、(ダリナからのアドバイスがきっかけで、コンペの3週間間から)当然ながら長年の癖を矯正する事はとても難しく、短時間でそれ程変わるものではない。よって今の私の踊りは著しく未完、不安定。お見せできる状態ではない。


だがこれが現実。今の私の精一杯だろう。

いつでも完璧は無い。


より良く変わろうとする努力と、日々の変化を敏感に受け入れ、学び続けるプロセスが大切なのだと思う。

だとしたら今回のチャレンジは、今の不安定さは、きっと先へと繋がる良い学びと、今後の変化への兆しだと信じたい。


帰宅し、パッキングの続きをやる。


もたつき、捗らない。

出したり入れたり、どこに何を置いたか分からなくなったり、明らかにいつもと違う感覚。当日になっても行けるかどうかわからない不安とストレス、コンペの緊張、寝不足。色々な要因が私の中でざわざわと絡み合っているせいかもしれない。


荷造りを終えて、トーストとサラダとスムージーで昼食。昨日からお腹を壊している。軽いものを少しずつしか食べられない。


食事が済んだら、動画を撮った。今のこの状況をTikTokに残しておく。リアルな私のドタバタ喜劇。本当に自分のうつけ者っぷりに呆れて、ガッカリを通り越して笑いが出てくる。


夕方の早い時間に空港へ。

バス、地下鉄で移動。雨は止んで、曇り空。風が強い。

福岡空港から関西国際空港へ。


もともと最終便を取っていたが、乗り継ぎまで2時間半という国際線にしてはややタイトなスケジュールだったので、大事をとって行きだけ再度、一本早い便を買い直した。渡航4日前、ギリギリでの判断だった。


通常のわたしなら『2時間半あれば何とかいける』と思うところだが、今回はそれがすごく危険な気がして、保険のつもりで【心の余裕】を買った。その直後、この姓名とりちがえが判明。


この変更が

カウンターでのチケット名変更を訴える時間を生む時間に繋がったから、私グッジョブ。時間がなければアウトの確率が更に濃厚になっていただろう。


…後になり、この選択が今回の渡航の運命を大きく変える事になった事を、改めて知ることになる。


本当にこの時、便を変えなければ。

勿体無いからと、当初の予約を優先していたらと思うと。

今思い返しただけでも背筋が凍りつきゾッとする。


④へと続く


Bellydance Najm Fukuoka

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